2018 論文募集要項

データサイエンス時代を迎え、我が国の次代を担う高校生、大学生等の統計データの利活用マインドと分析技術のかん養を図るとともに、公的統計の利活用を推進するため、教育用標準データセット(Standardized Statistical Data Set for Education: SSDSE)を作成しました。総務省、独立行政法人統計センター、一般財団法人日本統計協会が共催し、このデータセットに基づいた統計の分析のアイデアと技術を競うコンペティションを開催し、最優秀論文には総務大臣賞を授与することになりました。データ分析・統計教育に関心のある学校関係者の方々奮って参加いただければ幸いです。

1.論文募集期間

  • エントリー期間:平成30年6月26日(火)~8月10日(金)
  • 論文提出期間:平成30年6月26日(火)~9月18日(火)
    *最終日は18時まで

2.応募資格

  • 高校生の部:高等学校、高等専門学校(1~3年次)の生徒
  • 大学生・一般の部:短期大学、高等専門学校(4,5年次)、大学及び大学院の学生(生徒含む)並びに一般の方

3.応募条件

  • 次の記載事項に留意して、応募してください。なお、応募論文は、自作かつ未発表で、日本語で書いたものに限ります。論文の要旨も同時に提出していただきます。
  • 教育用標準データセット(SSDSE) は、以下のサイトからダウンロードしてください。
    https://www.nstac.go.jp/use/literacy/ssdse/
  • このデータセットを用いて分析を行った論文を対象とします。ただし、当該データセットに含まれていない統計データを加えて分析を行うことも可能としますが、出典を明記してください。
  • なお、高度な統計的な分析手法を用いなくても、教育用標準データセットから発見した興味深いデータについて、新たな観点で可視化(グラフ化等)するなどして、取りまとめたもので構いません。

4.論文の作成・提出方法

  • 応募予定の方は、エントリー期間中に、以下の事項を記載の上、「10.論文等の提出先及び各種お問い合わせ先」に記載のメールアドレスにメールしてください。件名は「エントリー」としてください。
    1. 所属先(高校名、大学・学部名、会社・部署名等)
    2. 氏名(ふりがな)(グループの場合は、代表者名及びグループ全員の氏名)
      なお、高校生の部のエントリーに当たっては、個人名がなくとも受け付けさせていただきます。
    3. 応募部門(高校生の部又は大学生・一般の部)
  • 論文の作成に当たっては、「論文の様式(テンプレート)」を参照の上、作成してください。また、論文の内容をまとめた要旨についても作成をお願いします。
  • 論文のファイル名は、”代表者名”.docx 又は、”代表者名”.pdfとしてください。
  • 論文要旨のファイル名は、”代表者名”-abstract.pptx、”代表者名” -abstract.docx、”代表者名”-abstract.pdfとしてください。
  • 以下の記載事項に留意して、論文を提出してください
    1. 高校生の部について
      応募の際は以下の事項を記載の上、論文(要旨を含む。)と一緒にメールにより提出してください。
      1. 学校名
      2. 氏名(ふりがな)(グループの場合は、代表者名及びグループ全員の氏名)
      3. 指導教員氏名(いる場合に記載。教員の担当科目(「数学」、「情報」等)についても記載)
      4. 連絡先(ご本人(代表者)に連絡可能な(ア)住所又は学校の所在地、(イ)電話番号、(ウ)e-mailアドレス)
    2. 大学生・一般の部について
      応募の際は以下の事項を記載の上、論文(要旨を含む。)と一緒にメールにより提出してください。
      1. 所属先(大学・学部名、会社・部署名等)
      2. 氏名(ふりがな)(グループの場合は、グループ全員の氏名)
      3. 指導教員氏名(いる場合に記載。教員の専門分野(「統計」、「経済」等)についても記載)
      4. 連絡先(ご本人(代表者)に連絡可能な(ア)住所又は所属先の所在地、(イ)電話番号、(ウ)e-mailアドレス)
  • 論文の提出先も、エントリーと同様、「10.論文等の提出先及び各種お問い合わせ先」に記載のメールアドレスです。

5.受賞論文の決定・発表

  • 受賞論文は、部門ごとに「総務大臣賞」、「優秀賞」、「日本統計協会賞」を決定します。
  • 受賞論文は、平成30年10月18日(木) 14:00(予定)に発表します。
  • 受賞された場合、ご本人(代表者)にご連絡するとともに、総務省、統計センター及び日本統計協会のホームページにおいて、論文、氏名、学校名・所属先を発表します。

6.論文の審査基準

以下の審査基準(各部門共通)により審査を行います。

  • 分析の目的・結果に独自性があるか。
  • 教育用標準データセットの分析手法・可視化手法が、統計学的にみて適切か。
  • 公的統計データの利活用推進や地方創生に効果が期待できるか。
  • 関連する研究があれば、適切に引用されているか。

7.表彰

  • 受賞者には、表彰状、表彰盾及び副賞を授与します。総務省が主催する全国統計大会(平成30年11月中旬、東京にて開催予定)にご参加いただき、当大会で表彰する予定としています。
  • 「総務大臣賞」、「優秀賞」、「日本統計協会賞」の受賞者に対しては、日本統計協会から次の副賞が贈られます。

副賞(図書カード)

高校生の部大学生・一般の部
総務大臣賞10,000円相当50,000円相当
優秀賞5,000円相当30,000円相当
日本統計協会賞5,000円相当30,000円相当

8.提出された論文の扱い等

  • 応募論文については、総務省、統計センター、日本統計協会等の雑誌、ホームページ等に掲載することがあります。
  • 受賞者については、総務省、統計センター、日本統計協会等が主催又は後援する行事において、受賞論文の発表を依頼することがあります。

9.後援

  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
  • 一般社団法人日本統計学会
  • 全国統計教育研究協議会

10.論文等の提出先及び各種お問い合わせ先

  • 論文等の提出先は以下のとおりです。メールの受信後、原則として2日以内に「受領確認メール」を送信しますので、必ずご確認ください。なお、土日・祝日は閉庁日のため閉庁日前日の閉庁時間以降のメールは開庁日から2日以内となります。
  • また、各種のお問い合わせについても同様にこちらまでご連絡ください。
  • statcompe_atmark_nstac.go.jp
    (「_atmark_」「@」に置き換えてください)

11.個人情報の取扱い

本コンペティションで得た個人情報(連絡先)は、表彰のための連絡以外には使用いたしません。

教育用標準データセット

e-Statに収録されている「都道府県・市区町村のすがた(社会・人口統計体系)」の市区町村データから約100項目余を抜き出し、縦に市区町村、横にデータ項目が並ぶ表形式のデータに整備したものです。
エクセル形式とCSV形式がありますが、収録しているデータは同じですので、どちらを使用して分析していただいても構いません。

データセットの解説には、統計データの出典、単位、収録データの年次など、分析する上で必要な情報を掲載していますので、併せて参照してください。

論文原稿の様式(テンプレート)

論文を作成する際の様式などを示していますので、ダウンロードして活用してください。